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2025.08.30

【イベントレポート】AI時代の国語力~これから求められる国語力とは~

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#イベント・特別講座 #生徒・保護者の声
目次

8月23日(土)、リニューアルしたばかりの 類塾プラス千里中央教室・共創ホール にて、特別イベント「AI時代の国語力」を開催しました。
当日は会場参加 51名・オンライン参加 21名(15家庭)、総勢70名以上の皆様にご参加いただき、熱気あふれる時間となりました。

ご参加くださった皆様に、心より御礼申し上げます。

3人の教育者が語る「AI時代の国語力」

当日は、西大和学園中高 教頭の牧村 様、Manabi-ya Boston CEO/株式会社 SAMURAI 文教事業開発部部長の草郷 様をお招き、また類塾プラスの文系講師 足立先生も登壇し、AI時代に求められる国語力について、深める場となりました。

【実施プログラム】
・オープニング「国語力とは」
・パネルディスカッション「国語が得意な人ってどんな人?」
・ワークショップ「国語の入試問題を作成してみよう」
・クロージングセッション

イベントで共有された「AI時代の国語力」のポイント

  
今回のセミナーでは、「国語力とは何か」「AIとどう向き合うか」について、多角的な視点から知見が示されました。AI時代に求められる国語力とは何か、その一部をご紹介します。

AI時代にこそ必要な感情を伝える力

AIは膨大な情報を処理できても、「感情を持ち、伝えること」はできません。
保護者の方からも「子どもの感情表現を大切にしたい」という声が多く寄せられました。

「子どもたちはよく「やばい」「えぐい」という言葉を使いますが、これでは程度がつたわりにくいですよね。どのくらい自分の気持ちが動いたのか、表現力を鍛えるために、作文の宿題で形容詞を禁止しています。」と、牧村先生の指導法を紹介していただきました。
「楽しい」や「悲しい」などの形容詞は、使いやすい表現ですが、「楽しい」を「思わず飛び跳ねる」、「悲しい」を「胸がしめつけられる」など、言い換えることで表現の幅が広がります。

これからの国語教育は、知識や読解に加え、自分の気持ちを言葉にして相手に届ける力を育むことが重要だと、再確認できました。

AIを批判的に活用し、自分の考えを再構築する

人は、体験や共感を通して言葉を解釈したり生み出しています。言葉と現実での体験や感情を結び付けて、深く理解しています。一方で、AIは、確率によって確からしい文章をつくっているに過ぎず、隠された意図をつかんだり、感情表現をしたりすることは苦手です。

「生成AIは、いろいろな視点から考えたり、短時間で大量の文章を作成することが得意です。 知識を得るためや、AIの答えをそのまま鵜呑みにするのではなく、深く考えるための学習パートナーとして活用することが重要です。」と、草郷さんは強調されていました。

参加した中高生からも「これからはAIに頼りすぎず、自分でも考えようと思った」との声が聞かれました。
AIは便利なツールでありつつも、思考を放棄しない姿勢が未来を切り拓く鍵になります。


AIを活用しながら、AIにできない「ゼロから生み出すこと」と「人と共に創りあげること」。この2つを意識した学びが、次世代の国語力の軸になるといえます。

類塾プラスの足立先生からは、子どもたちへ、「国語力を鍛えるためには、言葉をただ覚えるのではなく、言葉を獲得する過程を踏むことが大事だと考えています。まずは、『話し言葉』で相手の表情を見て言葉を伝えたり、相手が言いたいことを想像したりする。そのうえで、『書き言葉』で言葉を生み出すことを通して、国語力を身につけていってほしいです。」と、メッセージを送りました。

「AI時代の国語力」参加者の声

保護者の声

「AIを批判的に活用し、自分の考えを再構築するこの言葉が印象に残りました」(小5 保護者)
「子どもたちの豊かな想像力に驚きを覚えました」(小5保護者)
「国語力を磨くために、経験をアウトプットする習慣をつけたいと思いました」(中1 保護者)

生徒の声

「国語のイメージが変わった」(中1)
「形容詞を使わずに日記を書くのは力になると思った」(中3)
「自分は国語が苦手で嫌いだけど、今日のイベントに参加して、頑張ろうと思った」(中3)

保護者さま、子どもたちから、国語やAIに対する前向きな感想や気づきが多数寄せられました。

千里中央教室リニューアル

新たにオープンした 千里中央教室の特徴や1階にオープン予定の「類農園」も紹介され、「学びたくなる環境」「保護者同士がつながれる場」として高い評価をいただきました。

「国語力」を鍛える類塾プラス

今回のイベントは満員御礼となり、大きな反響をいただきました。
「AI時代の国語力」=「感情を表現する力 × 批判的にAIを活用する力
それによって、ゼロから新しいものを生み出す力を養うことが必要という学びは、子どもたちにとって深い気づきとなる場になりました。

国語力は、すべての教科の基礎になる教科です。知識の習得や応用する思考力、間違いを追求し振り返ることにも、国語力が必要です。類塾プラスでは、幼小~中学生まで国語力を強化するカリキュラム・メニューを提供しています。

類塾プラスは、今後もこうした学びの場を継続して企画し、子どもたちの学ぶ力を伸ばしてまいります。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
次回イベントも、ぜひご期待ください!

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