2025年9月14日、類塾プラス本部にて第2回卒塾生サミットを開催しました。
今回は、社会人・大学生・高校生、そして現役生を含む約60名が参加。地域も世代も超えた対話の場が広がりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回のサミットでは、卒業生にとっても現役生とっても、進路や将来について気づきを与えられる場だけではなく、自分で考え、仲間と深める場となりました。
参加者それぞれの言葉や気づきが交差し、未来へとつながる確かな一歩が生まれました。
そんな第2回 卒塾生サミット 当日の様子をお伝えします。
卒業生から、過去、類塾で学んだことで今に生きていることをグループで共有。卒塾生みんなが、「考える力がついた」「コミュニケーション能力がいきている」「計画を立てて実行できるようになった」と、今に生きていることをあげてもらいました。卒塾生から全体に向けて発信された声の一部を紹介します。
学力だけでは測れない「ことばの力」を実感している卒塾生の発信です。
「小学生の頃は、自分の話を一方的に話し続ける子だった。でも、類塾で『話を聞くことは、話すことと同じくらい面白い』と気づいた。そう気づけたのは、『話すだけだと自己満足になるよね』という先生の一言がきっかけでした。」
―高校生 男子
これは、「人とつながるための国語力」を育てる場があったからこそ得られた気づきです。
ただの知識ではなく、対話によって関係を深めていく力。これこそ、今の社会で最も求められている人間的な力のひとつです。
進路や将来への不安に向き合うには、ものの見方を柔軟にする必要があります。
「探求講座を受けていたおかげで、苦手意識がなくなった。いろんな角度から物事を見ることが面白いと思えるようになった。」
―社会人 男性
社会現象や自然の摂理など、教科横断的なテーマで議論するなかで、 「他人の視点を取り入れる」「複数の立場から捉え直す」ことを繰り返すうちに、問いの立て方が変わって来た。
科目の授業でも、探究学習の授業でも、今に繋がっている事例をあげてくれました。
次のセッションでは、、卒塾生に久しぶりに「探求」してもらう場を用意しました。
「これからの時代に求められる力」というテーマについて、現役生も卒塾生も一緒に、考えていきました。卒塾生からの意見を紹介します。
「高校生の悩みの多くは、『自分のことがわからない』ということから来ている。 多様な進路がある今、何が好きで、何に夢中になれるのかを自分で知る力が一番大事。」
―大学生 女性
「今の社会課題がなぜ起きているのか、想像する力がまず必要。
でもそれだけじゃなくて、どうやって実現するかを創造する力も大切。その2つを行き来することが求められていると思う。」
―大学生 男性
「自己責任じゃなくて、どんな環境に身を置くかを選ぶのが大事。
出会いや体験が、結果として“自分”をつくるんだと思う。」
―大学院生 男性
小学生・中学生、その先の進路を歩み、社会の風を受けてきた卒塾生からの言葉。
これから進路を築く現役生から、「先輩のその先の進路を知れてよかった!」と声が上がりました。
現役生から「今行っている高校・大学・会社は、何が決め手になったのか知りたいです。」と、さらに深める質問がよせられました。次々と、卒塾生の手が上がり、現役生も興味津々に聞いていました。一部を紹介します。
・やりたいことがあって、進路を決めました。当時は「教育」と「音楽」が好きで、どっちの方が自分に合っているのか、自分の好きややりたいことを軸に持って考えました。結局は、「やはり教育に携わりたい」と思い、今の大学に通っています。
―大学生 男性
・いま、酒造会社に勤めていいます。日本酒にもともと興味があったわけではないが、初めて飲んだ時に衝撃を受けた。塩味以外のすべての味覚成分が凝縮されている面白さや、歴史が長くロマンがあるなど、興味をひかれました。好奇心そそるものを探してください。楽しいですよ。
―社会人 男性
・まずは、ワクワクできるか。進路を選択するときに、ワクワクする気持ちが勝つのか、それとも不安が勝つのかを基準に考えました。合格することをゴールにするよりも、そこで自分は何をしたいのか、行動ベースで言葉にできるかも大事です。
―社会人 男性
進路を探究してきた卒塾生の言葉に、大人もグッとくるものがありました。
彼らの、高校・大学受験~就活、現在にいたるまで進路に悩む中、何を身につけ、何で貢献するのかに向き合ってきた姿に、頼もしさを感じました。
現役生にとっても、卒塾生にとっても、世界を広げるきっかけになっていたら幸いです。
・なかなか会えなくなった人たちと交流することができ、後輩とも交流しながら、社会の未来を考えることができて楽しかった。(卒塾生)
・類塾を卒業した後輩たちの活動が素晴らしく感動しました。私も今日からまた、自分はどう生きるかを考えていきたいと思います。(卒塾生)
・卒業生からの言葉から、悩んでいたことのいい答えが見つかった。(現役生)
この先、大学入試が変わり、「これまで何を学び」「入ってからどのように学びたいか」子ども自身が入試時に話せるかどうかが問われる時代となります。
今回の卒塾生サミットは、社会で活躍する卒塾生の言葉やメッセージから、これからどう生きるか考える契機となりました。
類塾プラスでは、一人ひとりが志望校合格のその先の進路や将来の学び・キャリアまでを見据え、自分に合った学びを見つけ、進んでいける道へと導くことが進学塾に求められることだと考えます。
あなたも、「これからどう学ぶか」、「これからどう生きるか」考える一歩を踏み出してみましょう。