類塾
2024.04.03

高校進学セミナーを開催しました~未来の定め方~

目次

    高校進学セミナー

    3/22(土)に、高校受験を終えた中3生に向けて、「高校進学セミナー」が類塾本部にて開催されました。
    テーマは、「自分の未来の定め方」。
    類塾は今年度より高校部門を開講し、大学受験の指導・サポート・進路選択のコンサルに応じていきます。


    当日は類塾の全教室の中学3年生約80人が一堂に集まりました。ゲストとして卒塾生の高校生・大学生にも参加してもらい、中3生が高校生活に向けて、真剣に自分の将来を見つめなおす時間になりました。
    当日の内容と参加者の感想をお届けします。

    中学と高校の違い

    将来のことを考えるために、まず、そもそもの中学と高校の違いを紹介しました。
    生活面でも、勉強面でも、高校生活は中学生活と全く違います。

    高校生活をリアルに感じてもらうために、高校生活を過ごす卒塾生に「今、高1の最初に戻れるとしたら何をするか」話をしてもらいました。

    ・新高2Mくん
    数学の先取りをしておく。希望の大学に行くにあたって数学がカギを握るということが今ならよくわかるが、最初はわからなかった。先に先取りをしておくことで後からの余裕が全く違う。
    ・新高3Hくん
    今後は海外留学の機会も多くある。自分は高2になってから海外短期留学に行ったが、もっと早く行っておくべきだったと後悔している。心が動いたときに行動することが大事。
    ・新高3Nさん
    高1の時が一番時間がある。定期テストの勉強以外にも、様々な挑戦をするべき。例えば学校で提案される小さなプロジェクトなどにも積極的に参加することで視野が広がる。

    卒塾生の話をみんな真剣に聞いていました。

    変化する大学入試

    自分の未来をイメージするために、高校からその先の大学や就職活動の概要をお話ししました。

    まず、大学入試。
    大学入試には、従来の筆記試験の結果で選抜する「ー般選抜」、面接や小論文などで大学が求める人物を選抜する「総合型選抜」、学校の成績重視の「学校推薦型選抜」があります。

    文部科学省の資料によると、令和4年度の入試別大学入学者数の割合は「一般選抜」が49.0%、「総合型選抜」が13.5%、「学校推薦型選抜」が36.2%となっており、一般選抜は、初めて50%を下回りました。
    総合選抜を実施する大学も、年々増加しています。幅広い視野や課題解決力を持った学生を求めていることがわかります。

    また、そうした背景の中で、大学生の就職先ランキングにも変化が見られます。
    2022年の就職先企業の表で、赤枠で囲まれている企業は、コンサルティング会社です。
    『不確実性の増す社会の中で、いざというときのために個人としての能力を高められる環境で働きたい』と思う学生が増えていることがわかります。他企業との交流・幅広い業務内容が求められるコンサルティング企業が人気上昇している背景となっています。

    自分の未来の定め方

    「やりたいこと」は簡単には見つかりません。現代は、個人の自由や多様性の時代なので、悩んで当たり前です。
    大切なことは、これまでのような与えられた課題をこなすだけの「勉強」から、自分の欠乏に応じて深く学ぶ「学問」へとシフトしていくこと。新たな知見・新たな経験・新たな出会いを重ねることで、自分の未来が定まっていくということが共有されました。

    また、先輩にも「志望校や将来やりたいことをどのように決めたか」を話してもらいました。

    ・新高2Mさん
    自分はやりたいことが今も明確に決まっていないが、研究職につきたいという希望だけはある。色々調べた結果、東大に行けば大学進学後であっても専門分野を変えられることを知り、東大を目指すことに決めた。
    ・大学生Sさん
    高校の時に、大学の先生の論文などを見る機会があり、その時に面白そうと感じた学校に進学した。その論文を見るまでは、まさか自分がそんな分野に携わるなど思いもしなかった。情報収集する手段は色々あるが、そういう視点も大事。

    卒塾生の声を聞く新高1生たちの目は、その日一番の輝きを見せていました。

    参加した中3生たちからは、
    ・多くの先輩が言っていたように「やりたいと少しでも思ったらやる」というのが大切だと改めて気付かされた。
    ・高校や大学は思った通り、時間が少なく、学習時間が増えるので、先輩の話を聞いて覚悟できた。
    ・セミナーを受けて進路に対してより詳しく知ることができたし、将来のために頑張ろうという気持ちになれた。

    などの感想があり、高校生活を有意義に過ごすための心構えができたようです。

    高校部門新規開講

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