4月5日、類塾プラスでは「探求講座PBLサミット」を開催しました。
企業のリアルな課題に向き合ってきた生徒たちが、調査・仮説・提案・発表までをやり切り、社会とつながる学びの成果を発表した一日。
生徒たちの真剣な姿から、これからの時代に必要な力が育っているのを確かに感じた瞬間でした。

今回のイベントは、探求講座のカリキュラム「社会・しごと探究」において、生徒たちが企業のリアルな課題に3ヶ月かけて向き合ってきた成果を発表する場です。
各教室での発表を経て選ばれた代表8チームが登壇し、連携企業の皆さま、保護者の皆さま、教育関係者の方々に見守られながら、本気のプレゼンテーションを行いました。
当日に問われたのは、アイデアの面白さだけではありません。
調査の深さ、根拠の確かさ、実現性、そしてチームで考え抜く力。
生徒たちは、社会に向けて提案することの難しさと面白さを体感しながら、大きく成長した姿を見せてくれました。
10代が企業課題に挑む。PBLで育つ力
PBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)とは、正解のない課題に対して、自ら問いを立て、調べ、考え、仲間と議論しながら解決策を形にしていく学びです。
類塾プラスの探求講座では、2025年度より「社会・しごと探究」としてPBLを本格展開しています。企業や社会のリアルな課題に向き合うからこそ、机上の学びにとどまらない、本物の探究が始まります。
探求講座を通して育てたい力
今回のイベントは、生徒たちの学びを社会とつないでくださる企業の皆さまのご協力によって実現しました。
それぞれの企業が持つ理念や現場の視点、実際の課題があったからこそ、生徒たちはより本質的な探究に挑むことができました。
未来を担う子どもたちに、社会のリアルにふれる機会を届けてくださったことに、心より感謝申し上げます。
当日は、連携企業の審査員の皆さま、保護者の皆さまが見守る中、「探求講座PBLサミット」が開幕しました。緊張感のある会場で、生徒たちはそれぞれのチームで練り上げてきた提案を、堂々と発表しました。
どのチームのプレゼンからも、課題に向き合ってきた時間の積み重ねと、「相手に伝えたい」という強い思いが感じられました。
さらに印象的だったのは、発表後の質疑応答です。
審査員の皆さまからは、アイデアの面白さだけではなく、根拠・実現性・収益性・導線設計といった企業視点からの質問が次々と投げかけられました。
「イベントの来場者数や売上予測は、どのような根拠で算出したのですか」
「複数の企画提案が、実際にはどのようにつながっていくのでしょうか」
「原価や利益は、どの程度を見込んでいますか」
鋭い質問に対して、生徒たちもまっすぐに返答していました。
「イベントの来場者数の平均データを調べ、今回の規模に当てはめて推定しました」
「常連のお客様にまず知っていただき、そこから広がる仕組みとして考えました」
「実際に作ってみた結果から原価を算出し、販売価格から利益を見込みました」
こうしたやり取りを通じて、生徒たちは緊張感を味わうとともに、「思いつき」で終わらない仕事の厳しさと面白さを体感していました。
考えたことを伝えるだけでなく、問い返され、磨かれ、現実に近づいていく感覚。
社会の期待に直に触れることでしか体感できない、この学びの大きな価値です。
発表後は、審査員の皆さまによる講評と審査が行われ、各賞が発表されました。
どのチームも、企業課題に対して自分たちなりの視点で向き合い、調査や議論を重ねた成果が表れており、簡単には優劣をつけられない発表ばかりでした。
その中でも、着眼点の面白さ、提案の具体性、チームでの完成度、そして伝え方の工夫など、それぞれの強みが光ったチームが受賞となりました。
冒頭の問いかけで惹き込む構成、食品ロスという社会課題まで視野を広げたテーマ設定、そしてチーム力の高さが評価されました。「このアイデアなら実際にやってみたい」と感じさせるプレゼンでした。
夢洲への出店という具体的な着眼点や、ターゲット設定のリアルさが高評価に。立地や顧客像を踏まえた提案に、経営者視点の鋭さが感じられました。
実際の店舗を見に行き、現場を踏まえて課題解決を考えた姿勢が評価されました。写真を活用した伝え方など、目の前の課題に具体的に向き合う実践力が光りました。
都会の商業施設に対して「五感」という視点から新しい価値を提案。大人にはなかなか出てこない発想で、テナント連携の可能性も感じさせる斬新な提案でした。
わかりやすい話し方、情報を絞った見やすい資料、時間を意識した構成力が高く評価されました。限られた時間の中で、重要な内容に絞って伝える判断力もプレゼンテーション力の一つとして光りました。
今回の受賞結果からも見えてきたのは、探究学習において大切なのは、正解を出すことだけではなく、社会や相手に向き合い、自分たちなりの視点で考え、伝わる形にすることだということです。
生徒たちが、企業課題に向き合う中で、発想力や課題解決力はもちろん、調査する力、協働する力、そして相手に伝える力が磨かれているのを確かに感じました。

プレミアムスポンサー
株式会社NIM様より
「想像を遥かに超える発表のクオリティに、終始胸を打たれっぱなしでした。当初、自社の課題をどう提示し、どう着地させるか不安もありましたが、類塾プラスの皆様による緻密な授業デザインに支えられ、素晴らしい成果に繋がったと感じています。 このサミットは、これから大人になっていく生徒たちにとって、決して忘れることのないかけがえのない場になるはずです。我々企業側にとっても、彼らの視点から多くの学びを得る貴重な体験となりました。来年もぜひ、この熱気あふれる場に参画させていただきたいです!」
企業の皆さまだけでなく、生徒・保護者さまからも、今回の取り組みに対する前向きな声が寄せられました。
📍こうした機会はこれまであまりなく、とても貴重な経験になりました。
📍自分たちで考えたことを発表し、質問に答えるところまでやり切れたことで、自信につながりました。
📍企業の課題を解決するというテーマだからこそ、現実的でありながら挑戦のあるプロジェクトになっていて面白かったです。
📍子どもが頑張ってプレゼンする姿に感動しました。内容も大人顔負けで、親である私自身も学びがありました。

今回のPBLサミットでは、生徒たちが企業課題に本気で向き合い、調査し、考え、仲間と磨き合いながら、社会に向けて提案を届けました。
その姿から見えてきたのは、単なる「発表の上手さ」だけではありません。
相手を理解しようとする姿勢、現実を見据えて考える力、仲間と協働してやり切る力、そして自分の言葉で伝える力。
これからの時代に必要な力が、確かに育っていることを感じる一日となりました。
類塾プラスの探求講座は、子どもたちが社会とつながりながら、自分の可能性を広げていく場です。
今回のサミットで生まれた学びや手応えを、これからの探究の時間にもつなげていきます。